2002/08/11

茂原3時間耐久


チームでの今年第1戦。距離も近く普段なかなか走れない
茂原ツインサーキットで開催される3時間耐久にエントリー
しました。

通常はバイクの走行枠が無く、走りこんでいる人がいない
ので、イコールコンディションに近いだろうという
かなり甘い考えではありました・・・


今回、ライダーは3人体制。さかまきさん・いくっち・僕の
組み合わせです。3時間という短い時間なのでホントは
2人で組んで2チームでのエントリーがベストだったんでしょうが
ライダーが足りませんでした・・・・・・( ̄  ̄;) うーん

ヘルパーのお手伝いは、やまざきさん・かえるさん・さかもっちゃん・
さかもっちゃんの彼氏・いくっちのおくさん。
でも今回は周回数が自動計測なのでタイムを計ってサインボードを
出してもらうだけでした。(いや、それも結構大変ですが)


サーキットにはさかまきさん・やまざきさん・かえるさん・僕が前日の夜から、
いくっちとおくさん・さかもっちゃんと彼氏が当日の朝に入りました。

前日夜から入った人で恒例の前夜祭(?)。今回は外にレジャー
テーブルを出してそこで飲んでました。星空がやたらきれいでした・・・
結局3時ぐらいまで飲んで就寝しました。



朝6時になるとまわりが騒がしくなって起床。もう少し寝たかったけど
暑くなってきたしうるさいしで寝れず。
で、パドックの屋根のあるスペースが場所の取り合いになってたんで
寝ぼけながらも場所を確保。ついでに
いくっちとさかもっちゃんの車を置くスペースを確保しました。

そうこうしてるうちに他の人も起き出してきて準備に取りかかります。
タイヤは僕が買ってきて自分のNSRのホイールに組んでいたので
さかまきさんのNSRのいホイールごと交換。ファイナルは5月連休に
僕が走って試した15/41。ゼッケンを貼り、ガスを給油して車検へ。

ドレンボルトのワイヤーロックをし忘れて、そこを指摘されるものの
他は問題なく車検を通過。ピットに戻ってワイヤーロックをして
そうこうしているうちに練習走行が始まりました。

僕は1回走ったことがあるので、いくっちとさかまきさんに優先して
走ってもらいます。特に問題なく練習してます。
最後に僕もすこし乗りましたが、さかまきさんのNSRは
僕のNSRより馬力もトルクも出てるようで速いこと速いこと・・・
多少僕のNSRと感覚が違い戸惑いもありましたが
大きな問題はなさそうです。



スタートライダーはいくっち。ゼッケンどおり32番目からのスタートです。
いくっちは今回のレースで引退すると言っており気合も入っていたのか
ぐんぐん順位を上げていきます。


茂原TCのHPから転載。緑のメットがいくっち。


(クリックすると拡大されます)


電光掲示板には1位から4位まで表示されるのですが、たまにそこに
表示されます。そう、4〜5位付近まで上がってきていたんです。


スタートから30分が経過して最初のライダーチェンジ。

今回はライダー3人で3時間なので30分交代で
1時間半の時点で給油する作戦。
正直交代が多すぎるけど暑かったので・・・


いくっちからさかまきさんに代わり、快調に走っています。
順位は4位と変わらず。

しかし1位と2位はぶっちぎり状態でしたが
3位には追いつけそうなペースです。



あと数分もすれば3位にあがれそうでしたが
ライダー交代の時間に。

3番手は僕です。
みんながぷれっしゃーをかけてきます。
さらにサインボードには「5万円」と書いてあります。



(1位だと賞金5万円)

緊張のなかピットアウト。最初から飛ばしていきます。
ピットインしていたためか電光掲示板からは
消えていました。(多分)

あとはサインボードを見ながらペースを掴んでいきます。
大体55秒でたまに54秒に入るくらいのペース。

そのとき後ろから追い上げてくる1台が!!

てっきり後ろの順位のやつが追い上げてきたと
思い、ペースを上げていきます。

・・・でも抜かれてしまいました。
しかしよく見ればトップの人でした。
ちょうどいい目標だったんでついていくように
がんばってみるもののあっという間に離されてしまいました。

あとはほとんど単独走行。



今回のレースは速い人が日程の重なったまるち杯全国大会に
行ってしまったためか、バカっぱやな人や同程度の
バトルができる人がいなかったのがちょっとつまんなかった。
(まあ、だから上位を走ってられるんだけど)


走っている最中は電光掲示板見ずにサインボードだけ
見ていた。4位以内を走ってるとは思わなかったし・・・

そろそろ交代かなーと思っているとピットインのサインが!

このときになって改めて電光掲示板を見てみると・・・

なんと1位!!!!!


さすがにびっくり!

上位がみんなトラぶったのか、はたまたピットインの
タイミングなのか、それとも計測ミスなのか
いろいろ頭を駆け巡るものの、とにかく1位。

ピットインしてライダー交代を行い、いくっちが飛び出していく。

で、いろいろ聞いてみると一度電光掲示板が消えたので
計測ミスかもって話だった。
ただ時間的にライダー交代も重なっていたため
ピットインのタイミングだった可能性もある。
実際その後いくっちは3位に落ちていたし・・・



さかまきさんに交代した後も3位。
大きなトラブルが無ければこのままの
順位でチェッカーまでいけそう・・・

3位だと1万円の賞金・・・そのプレッシャーのなか
僕が最後の走行に出る。

時間的には1本目の走行時間を長めに
とっていたため15分程度の走行。

転ばなければ3位に入れる・・・
サインボードからはラップタイムでなく
残りの周回数が出る。

ということはこのまま走ればいいということなので
(追い上げられてればUPとか出すだろうし)
転ばないように慎重に走る。

そして遂にチェッカー♪電光掲示板には
3位で表示されている!

このチームに入って初めて3位以内に入った!
(今までの最高は4位)







































・・・しかし問題はこの後発生した・・・

正直なところあまり思い出したくは無い。
でもあえて書いておきます。



















チェッカー後車両保管にマシンを持っていった
やまざきさんといくっちが戻ってこない。
探し回ってやっとピットに戻ってきたら競技委員長に
イエローラインカットをしたと指摘されたということだった。

ピットインする際、ピットレーンに入っていくところに
イエローラインがかかれており、パイロンも置いてあるが
それを横切って入ってきたというのだ。

ライダー3人でそれぞれ確認してみたが誰も
覚えがない。ていうかそんなことする訳がない

ピットインの時、特にバトルをしていたりトラブルが
あったわけでもない。まして前の周の
サインボードでピットインのサインが出てから
ピットインしてるんだから
最終コーナー前で後ろに合図してから
ピットインしている。

これがレース初めてだったり数戦しか出ていない初心者なら
わからないでもないが、ライダーはポケバイ時代から乗っているベテランと
全日本で勝つぐらいの国際A級だ。

イエローラインをカットして入ってくる危険はいやと
いうほど知っている。



当然、納得がいかず競技委員長に抗議しにいく。

またその競技委員長のいうことに説得力がない。
俺が見ていた」を繰り返すばかり・・・

結局その場は「もう一度確認してみる」と競技委員長が
言うので不満をもらしながらも一度ピットに戻る。

その後、今度は放送でまた呼び出される。
今度はイエローフラッグ無視だと言う。

このときはいくっちが認めたが、じゃあ何人ぐらい
イエロー無視した人がいるんですか?と
聞いてみると3・4人しか上げられない・・・
そんなバカな!!
俺が走ってるときでもそれ以上イエロー無視を
目撃してるぞ!!!

特にこのようなミニバイクでの耐久はレベル差が大きく
またグリーンフラッグも出ない。

イエローの振動で逆に危険なぐらい速度を落とす
初心者もいてやむをえず抜いてしまう場合も
ある。

その状況において危険すぎる抜き方をしてイエロー無視を
指摘されるなら仕方ないがその状況もろくに説明されなかった。

はっきり言って「運が悪かった」というふうにしか
とらえられない。


そのときもうひとつ、ピットレーンでの追い抜きを指摘された。

また競技委員長の「俺が見ていた」らしいが
この競技委員長はどうやら最終コーナーもコース内のイエロー無視も
ピットレーンの追い抜きもすべて同時にチェックができる
目がいっぱいある人らしい
すごいね(笑

ちなみにピットレーンのみ専門に見ていたオフィシャルが
いてその人の記録にはピットレーンでの追い抜きの記録は無かった。
専門に見ている人以上にすべてを見れるなんて
すごいね、競技委員長(激笑



一応表彰式にも出たが、順位はいくっちが認めたイエローフラッグ無視で
1周減算。4位となった。


もう順位なんてどうでも良かったが、せっかくヘルパーで手伝ってくれた
人たちに賞品を上げたかったし、とりあえず出たが
ライダーは全員ムッっとした顔をしていた。


表彰式。4位が僕らですが見事にムッっとしてます。

(クリックすると拡大されます)

トロフィーはホントはもらった時点で折りたかったぐらいだが
そこまですると表彰式で喜んでいる人たちにまで
いやな思いをさせるので我慢した。

記念撮影では写りたくなくて後ろを向いた。

表彰式が終わって降りるときに
わざとらしくトロフィーを落とした。

こんな最悪な気分でレースを終えたのは初めてだ。
まだ転倒リタイヤのほうがましなぐらいだった・・・





結局、今回はミニバイクレースの運営に
なれていない主催者が問題だった。

厳しくしたいのか、必要最低限にしてエントラントを
楽しませたいのか方向性がまったくわからない。


甘すぎる車検、中途半端なオフィシャル、
言いがかりのようなペナルティー・・・
まだ他にも文句はいっぱいあるが。

レースは危険なものだし、そういう意味で厳しくしてくれる
オフィシャル・主催者は歓迎だ。無秩序なレースほど
危険なものはない。

ただ今回のように、納得できない言いがかりのような
ペナルティーを言いつけ、自分たちの権威で押し切ろう
とする主催者は最悪だ。

もう2度と茂原でレースに出ることは無いだろう。



今後、今回のことを教訓に主催した茂原サーキットの
運営が良くなっていくことに期待したい。